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戸隠ツアー その4
中社でのご祈祷をすませ、いよいよ最後の目的地。

火之御子社。
祭神は、天鈿女命(あめのうずめのみこと)。
天岩戸に隠れた天照大神を誘き出すために、
岩戸の前で、踊りを踊ったとと言い伝えられる神様。

ゆえに、舞楽、芸能の神として崇められている。
芸能界で生きている私としては、ぜひぜひお参りしたい神社だった。

が、その前に・・・。

随神門に行く道すがら、美しく咲いている水芭蕉に目が留まった。
気になったので神主さんに聞いてみると、
戸隠の水芭蕉は有名なのだそうだ。
とくに、鬼無里と森林公園の水芭蕉は見事らしい。

「見に行きますか?」
「もちろん!」
オンナは貪欲だ。
「見事」と聞いたら、見て帰らない手はない。
外気温6度の寒波のなかを、森林公園をめざした。

来て良かった・・・。

公園の入口から遥か前方に、
白い絨毯のように水芭蕉が咲き乱れている。
水芭蕉

よく見ると、白い水芭蕉のなかに、ポツリと紫色の花が。

座禅草だ!
座禅草

初めてみた。
たしかに、座禅を組むお坊さんの姿に見える。
群れずに、たった一輪咲く花は、孤高の僧侶のようで潔い。

夕方近くなり、風がますます冷たくなってきた。
日のあるうちに、目的地に向かわねば・・・。

緩い坂道の途中に、気を付けていないと見落としてしまうくらいひっそりと、
火之御子社の小さな鳥居があった。

kemiちゃんの怪我した脚でもなんとか昇れる細やかな石段を上がると、
簡素だけど凛とした、美しい御社殿。
火之御子社

境内は静まり返り、私たち3人を快く迎えてくれた。
ここにも、杉の木のパワーが満ちている。
御社殿を見つめていると、軽い興奮で身体が震えてくる。

しっかりとお願い事をして、境内を散策した。

ここは、西行法師が子どもと頓智比べをして負けたという言い伝えがあり、
そのとき、子どもたちが登っていた桜の木に、「西行桜」の名が残ったらしい。

その西行桜。
たった一輪、枝に残っていた。

まるで、私たちの訪れを待っていたかのように。
西行桜

車に戻りかけて、ふと見上げると、
小輪のヤマザクラが咲いていた。
2.5センチほどの、可愛らしいピンク色の花。
なんという種類なのかしら・・・。
ヤマザクラ

5月半ばにここに来て、こんなに美しい花々に出会えるとは思っていなかった。
神社詣ではあったけど、長野の自然を堪能する旅にもなった。

そろそろ日が傾いてきた。
東京に戻る時間。

帰路へ、つづく・・・。
| 石井めぐみ | 21:09 | - | - |